より良い条件の職場に転職することで、キャリアアップや収入増、ワークライフバランスの改善など、望みを叶えることが可能です。だからといって、軽い気持ちで転職をするのはリスクが大きいためおすすめしません。看護師が転職を通して確実に待遇アップを果たすには、きちんとポイントを押さえる必要があります。
看護師が転職を検討するのに良いタイミングが、実務経験を3年間積んだ後です。この頃には、看護師として一通りのことをこなせるようになり、新人を指導する役割も任されるようになります。結果、自ら考えて仕事を進めるスキルが身に付くため、転職先でも即戦力になれるでしょう。実務経験が3年未満の場合、先輩看護師がいなければできない業務が多く、受け入れてもらえないケースもあるようです。また、10年目以降のベテラン看護師になると、責任ある地位に就くことで現場を辞めることが難しくなるほか、同じ条件や待遇で転職しにくくなるといった事情も聞かれます。
また、より良い求人を見つけるためには、転職に適した時期を知ることも大切です。1年の中では、新年度の入職に向けた求人が増える1月、賞与をもらった後の退職者が増える6月、病院が人員体制の見直しを図りやすい9月、年明けに向けた採用活動が活発化する11月頃が求人が増えるといわれています。一方、長期休業などで病院の人手が少なくなる8月や12月はあまり転職活動に適していない傾向にあるようです。このように時期を踏まえて転職活動をすることで、条件の良い求人を見つけやすくなります。